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日本百貨店の店長たちが商品開発にチャレンジしてみたらどうなるんだろうプロジェクト日記

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日本百貨店の店長たちの、店長たちによる、店舗オリジナルのPB開発プロジェクト。その名も『日本百貨店の店長たちが商品開発にチャレンジしてみたらどうなるんだろうプロジェクト』!作り手さんと二人三脚で、お客様が“真に求める”商品を開発しよう!手探りの中、奮闘する店長たちの日々をお伝えするため、私ミノシマが筆をとり、日記という形でしたためていきます。

8月4日『パッケージ資材のテーマパークやー!!』

とうきょう店のPB商品がさくっと飴のギフトセットに決まりましたので、本日は“包装資材のスペシャリスト”ヤマニパッケージの臼井さんとギフトボックスのミーティングです。

ヤマニパッケージ東京支店の支店長をされている臼井さん

日本百貨店ではこれまでもヤマニパッケージさんに色々と資材のご協力をいただいておりまして、

このような箱ものから、

こんなアルミフィルムの袋まで、幅広く作成頂いております。

臼井さんから箱資材の形状や特徴をご説明いただき、イメージに合う箱を探していきます。

カタログをめくりながら考えを巡らせるタケダ店長。
めちゃくちゃ迷っている。
ちょっと心配になるくらい迷っているぞ!

臼井さん「あの、よろしければ東京支店のショールームをご覧になりますか?」

という事で…

後日…

お言葉に甘えて…

ヤマニパッケージさんの東京支店にやってましたー!!

ズラリ!

ズラリ!!

パッケージ資材のテーマパークやー!!!

これらはほんの一例ですが、どの資材も細かい工夫があってカッコいい〜。
見てるだけで楽しいってスゴいですよね。
タケダ店長と二人でめちゃくちゃテンション上がってしまいました。

デザイン課の松本さんにもご参加いただき、詳細を詰めていきます。

マニアックな世界…嫌いじゃない。

今日のところは魅力的なものが多すぎてどの型で進めるか決めきれなかったので、いくつか絞り込んでサンプルを作っていただく事となりました。

次回はこのサンプルをもとに形やデザインを決めていきましょう。
臼井さん松本さん、引き続きよろしくお願いします!

〜今日のタケダ店長〜
世の中にはいろいろなパッケージがあり、紙も箱も形もデザインも変えられるので可能性がすごい…!
表と中で素材が異なるものや、色紙も厚みで種類があり、印刷するにも向き不向きや色ののり方が違うなど奥深い世界だった。
他社さんのパッケージ商品や販売方法の事例とともに見せていただき、かなり勉強になりました。 いろいろな方が関わってくださるのでデザインのイメージキーワードをもっと詰めて、後半焦らないように進めていきたい。

8月10日『にほんばし試作第二弾、到着!』

順調に試作段階に進んでいるにほんばし店のタキガワ店長より、試作第二弾が到着したとの一報がありました。

前回の試食後に生まれた、以下の課題。
・見た目と食感の遊び心を追加
・原価を抑える方法
・残渣から出る苦味の解消
・ちょっと硬い
・サイズ

鹿糠さんにこれらをお伝えしたところ、カヌカさんの看板商品「ポン菓子グラノーラ」で使用している、農薬・化学肥料不使用の島根県産玄米で作った「ポン菓子」を生地に練り込んでみてはどうか。というアイデアを頂きました。

ポン菓子グラノーラ

見た目と食感の遊び心”になるシズル感とザクザク食感を生み出すだけでなく、ポン菓子を配合する事で結果的に “原価を抑える”事にも成功しました。

また自然由来の甘味を加える事で“残渣から出る苦味”を緩和。
更に前回は残渣をそのまま生地に練り込んだ事で柑橘類の皮の水分が飛んで硬くなっていたのですが、今回はコレをペーストにしてから配合する事で、香りが良く“柔らかい仕上がり”になりました。

鹿糠さん、すごい!!!

ポン菓子が入ったことで食感も楽しく食べ応えも十分。
前回よりも食べやすくなっていて、小腹が空いた時にちょっと食べるのにもイイ感じ。
最後の課題であった“サイズ”に関しては、グラノーラ自体が結構なボリューム感になる事から、1個あたりをミニサイズにして個数を増やす方向が良さそうです。

次回はポン菓子と甘さをもう少し多めにしたパターンも作って頂いて、味の最終調整に入ります。
なんとなく作りたいイメージがまとまってきたので、徐々に資材についても固めていきましょう!

商品開発の経験ゼロの店長たちが商品開発に挑む社内プロジェクトがまさかの発足!店長たちはどんな壁にぶつかり、どう乗り越え、どんな感動的なフィナーレを迎えるのでしょうか?結末の見えない手探りの日々を、仕掛け人であるイベント企画部長のミノシマが、これまた手探りでお伝えします!

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