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日本百貨店の店長たちが商品開発にチャレンジしてみたらどうなるんだろうプロジェクト日記

2022.09.27

あなたが転んでしまったことに関心はない。そこから立ち上がることに関心があるのだ。

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日本百貨店の店長たちの、店長たちによる、店舗オリジナルのPB開発プロジェクト。その名も『日本百貨店の店長たちが商品開発にチャレンジしてみたらどうなるんだろうプロジェクト』!作り手さんと二人三脚で、お客様が“真に求める”商品を開発しよう!手探りの中、奮闘する店長たちの日々をお伝えするため、私ミノシマが筆をとり、日記という形でしたためていきます。

8月31日『タダでは起きないぞ!』

開発商品が白紙となったしょくひんかん。
ですが、担当のカリコミさんはこんな事ではヘコたれません!(何日か落ち込んでたけど)

次にチャレンジする商品として注目したのは、茨城県稲敷市でれんこんを生産・販売する『株式会社れんこん三兄弟』さん。
全国トップのれんこん産地である茨城県で、先代から受け継がれるれんこん農家としての技術を活かし平成22年にその名のとおり兄弟三人で起業した、れんこん栽培のプロ集団です。

写真右から、代表であり長男の宮本貴夫さん、次男の昌治さん、三男の昭良さんをはじめとする12名の従業員さんで、「れんこんの穴から未来が見える。」を合言葉に最高のれんこん作りに勤しんでいます。

宮本さんが作るれんこんの最大の特徴は、なんといってもその白さ。
切った後も透き通るような美しい白さが続くこのれんこんは、「美肌れんこん」として都内の飲食店を中心に100店舗あまりに出荷される、食のプロをも唸らせる逸品なのです。

そんなれんこん三兄弟さん、加工品も販売されています。
それがコチラ。

新鮮なれんこんを米油で手揚げした、その名も『れんこんちっぷ』。
化学調味料を一切使わない、無添加安心素材の自然派スナックです。

そうです。
今回カリコミさんは、この『れんこんちっぷ』に目をつけたのです。
という事で、早速代表の宮本貴夫さんとオンラインミーティングを開催しました。

テーマは今回も『お酒のおつまみ』。
例の如く、事前調査から入念に作り込まれた資料でプレゼンをしていきます。

心配だったのは、邦美丸さんとの商品開発を諦める原因となった「製造ロット」について。
同じ失敗を繰り返すわけにはいかない…と思っていましたが、この問題はれんこん三兄弟さんならではの“こだわり”が解決してくれました。

それは、自社工場にて一貫生産している事。

「自分の子どもにも安心して食べさせたいから」
そんな想いで原料であるれんこんから全て手作りで製造しているため、製造ロットに関しては小回りが効き大量の在庫を抱えてしまう心配はありません。

さすが、事前調査に余念がないカリコミさん。
転んでもタダでは起きないぞ!という気概を感じました!!

今回の開発商品は「れんこんちっぷの“味変”」という事で、希望するフレーバーをお伝えします。
ちなみに、通常販売している商品の味はコチラの3種類。
・ピンクソルト味
・しょうゆ味
・あおさ味
ん〜、どの商品も既に実によくお酒に合うんですよね。食べたくなってきた…。

まずは9月末までに、カリコミさんの希望である『山椒味』と宮本さんからご提案いただいた『黒胡椒味』のサンプル品を製造いただける事になりました。

快調な再スタートを切ったしょくひんかんのどうプロ。
このまま順調に行くことを願うばかりです…!

商品開発の経験ゼロの店長たちが商品開発に挑む社内プロジェクトがまさかの発足!店長たちはどんな壁にぶつかり、どう乗り越え、どんな感動的なフィナーレを迎えるのでしょうか?結末の見えない手探りの日々を、仕掛け人であるイベント企画部長のミノシマが、これまた手探りでお伝えします!

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