2021年ももう年の瀬なんて…!
信じ難いことです。
あっという間だったような、でも振り返ってみると一年前がはるか昔のような気もする程、
今年は目まぐるしくいろいろな状況が変わりましたね。
(日本百貨店も「いろいろ」と生まれ変わりました!)
街には徐々に人出が戻りはじめ、賑わいをみせるようにもなってきました。
だがしかしです。
長いコロナ禍でのおこもり生活にすっかり順応して、どっしりと重くなった私の腰はちょっとやそっとじゃ元に戻りそうにありません…
今回のリレーコラムは、そんなヘビー級の腰をもつ本社スタッフMがお届けいたします。
“身近なものに目を向けて得る発見” について綴られていた、本社スタッフKさんによる前回のリレーコラムを、なんでも近場で済まそうとするようになった私は、赤べこのように上下に首をぶんぶん振りながら読んでしまいました。
私の主な休日の過ごし方はと言いますと、“近場の映画館で映画を観て、近所のスーパーへ買い出しに行く” です。
映画はともかく、近所のスーパーって…。
味気ない休日だな〜と思われるかもしれませんが、腰重な私にとっては映画館とスーパーへ行けさえすれば大満足!
スーパーへはもちろん日常的な買い物で行くのですが、舌で味わう食べもの、目で味わう食べもの、その両方を探しに行きます。
“目で味わう食べもの”とは、食品そのものがおいしそうな見た目のもの??
ではありません。
食品の旨味がじわ〜っとパッケージに滲み出てしまっているもの。
さらにいうと、パッケージに書かれた文字が味わい深くて「こりゃぁおいしいに決まってる~!」と思わせてくれる食品のことです。
こちらは最近入手した、味な文字を纏った食品たち。
(日本百貨店でお取扱ないものもふんだんに含みます。すみません…!)
スーパーの棚でひしめき合うあらゆる商品にはそれぞれ、パソコンで打ち込んだ読みやすいフォントだったり、緻密にかっこよくデザインされたロゴだったり、あらゆるタイプの文字で、その商品名や特徴をアピールしていますが、個人的には手書きの筆跡が感じられる文字に味わいを感じて、カゴに入れたくなってしまいます。
ここで、食べる前から「ポンッ!」とつい舌鼓を打ってしまった味な文字をちょこっとご紹介。
毛筆書体で書かれた説明にある「やわらかくソフトに」を表すかのような、
くるりんとした「ぴ」!
軽やかな食感を想像させてくれる「ぴ」です。
テイストが異なる書体たちが仲良く同居しているところも個人的にはグッときます。 多様性の時代ですしね。
おだんごを作る予定などなかったのに…
このもっちりむっちりお団子然とした文字に、おいしいお団子が作れそうな気にさせられてまんまとレジへ。
買うつもりじゃなかったものも、味な文字に惹かれて買ってみることで食や料理の幅が広がるのもまた一興です。
こんな渋みのある達筆な字で「ひと味ちがう」なんて書かれたらもう、ははぁ〜っと平伏すしかありません。
実はこの「松山あげ」、もう何年も前からリピートし続けている我が家にはなくてはならない常備品です。
本当に他の油揚げとはひと味ちがう!
この偽りのなき真摯な「ひと味ちがう」の文字をみると、お味噌汁に入れてふわとろしゅわ〜っとなった松山あげを思い出して買わずにはいられなくなりました。
炊き込みご飯にしてもおいしいですよ。
と、まだまだご紹介したいものはたくさんあるのですが、
リレーコラムを3回目で止めるわけにはいきませんので、この辺までとしておきます。
どこでどう出会うか分からない味な文字。
額装して飾りたくなるくらい惚れ惚れしてしまう、味が染み染みの文字を、ふらっと行ったスーパーで発見した時には、うれしさのあまりスーパーのBGMに合わせて小躍りしたくなってしまいます。
(よく知られたポップスのインストミックスだったりすると最高です)
何気ないところに潜んでいるからこそ、ハッとしてグッときてしまうんですよね。
いい味な文字とは家の近くのスーパーでもたくさん出会うことができましたが、その宝庫と言ったらやっぱりローカルスーパー!
2022年こそは、味な文字探しの旅にあちこち行けたらいいな〜!
と、思ってはいますが、なんせ腰がヘビー級に重たくなってしまっているので、、、
まずは都内の物産ショップで探すところから、足慣らしをしようと思います。
そんな時にうってつけなのが、ひとつのお店で日本全国のおいしいものが揃う、食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」!
ということで、笑
新年一発目の日本百貨店リレーコラムは、たくさんの味な文字に囲まれて働く「しょくひんかん」スタッフへと、バトンをつなぎたいと思います。
2022年もどうぞお楽しみに!
本社スタッフ M
たくさんのモノたちに囲まれて働いている私たち日本百貨店スタッフ。 どんなことを思いながらどんな日々を過ごしているのか、思い思いに日記を綴り、リレー形式でバトンを繋いでいくコラムです。 日本百貨店はこんな私たちでお届けしています、ということを皆様に知って頂ければこれ幸いです。