ジメジメと湿度が高い天気が続いていましたが、ここ数日やっと爽やかな五月を感じられています。
みなさま、季節の変わり目いかがお過ごしですか。
先日、店頭にいると
「亡くなった主人が好んでいたビールを一滴も飲めないできてたけど、3回忌が過ぎて飲んでもいいかなぁって、やっとそんなオモイになれたの。」とご近所に住むお客様が北海道のクラフトビールをお求めにご来店されました。
担当外ではありましたが、そんなお客様のオモイにお応えしたくて、
ただ北海道クラフトビールは扱いがないので、現在開催中の川越COEDOブルワリーの祭エールとクラフトビールコーナーをご案内させていただきました。
オモイを込めて作っている生産者の話しにじっと耳を傾けて下さり、ご主人が大好きだったビールを久しぶりに口にできる喜びを感じていらっしゃるそんなご様子でした。
「オモイけど、近所だから大丈夫よ。なくなったらまた来るわね」とおっしゃって、おすすめしたクラフトビールを袋いっぱいにお持ち帰り下さいました。
私も最近、各地の生産者のオモイが感じられるクラフトビールにハマっていることもあって、お客様とビールへのオモイで繋がれたのだと感じました。
〈オモイ×オモイ〉
おすすめしたCOEDOブルワリーのビールはクラフトビールにありがちな「強烈な個性の追求ではなく、細部に目をくばり繊細なバランスがとれた味」を醸造哲学とされている通り、とてもバランスの良い味に仕上がっております。クセのない美味しさ!後味スッキリな感じです。
歴史的にも有機農業が盛んな川越の地だからこそ生まれたビールのようで、土壌を健全に保つための「緑肥(=緑の肥料)」として麦を植えるという農法(土づくりのために麦は収穫せず畑に鋤き込む)から、その麦を使ったビール醸造ができないかというのが原点だったそうです。
観光用地ビールとは違い、本場ドイツから職人を招き、味への追求をし続けたオモイが詰まったビールです。
現在販売中の祭りエールは各地の祭りにエールを送るというオモイから、その地のお米を使っていることで味はスッキリ、やはりバランスのとれた美味しい仕上がりです。
「祭りにエール」エールビール!
粋なパッケージもステキです!!まさにコロナ禍からの発想に私もエールを送りたくなりました。
〈オモイ×オモイ〉
ほかクラフトビールコーナーの県産のホップを使って醸造している和歌山ブルワリーのビールもおすすめさせていただきました。
苦味控えIPA、最初はバナナの香りがして、その後やさしく安定した味わいバイツェン、フルーティなペールエールが並んでいます。
こちらの醸造所も尖ってない、クセのない味。瓶のデザインもおもしろいです。
味に関しては個人的な意見ではありますが、
川越COEDOブルワリーも和歌山ブルワリーも地元を愛し、本物の技術をカタチにしたオモイが詰まった飲む人のことを考えたビール。
是非、六月の父の日の贈り物に
クラフトビールと話題のカンダフル缶詰(こちらもおすすめ!)などを組み合わせて、お渡しされるのはいかがでしょう。
ものづくりに向き合う生産者たちの熱いオモイを感じていただく機会にしていただけたらとオモイます。
EC担当スタッフF
今回のヒャッカ
たくさんのモノたちに囲まれて働いている私たち日本百貨店スタッフ。 どんなことを思いながらどんな日々を過ごしているのか、思い思いに日記を綴り、リレー形式でバトンを繋いでいくコラムです。 日本百貨店はこんな私たちでお届けしています、ということを皆様に知って頂ければこれ幸いです。