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ハタラクヒトビト

2020.03.31

知らないことばかりの社会って最高に楽しい!
ハタラクヒトビト4人目/石塚さん

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日本百貨店で働いているヒトビトに「好きだからできる!やってみよう精神」で語っていただく連載「ハタラクヒトビト」。
4人目は管理部門で人事と経理財務を担当する石塚さんが語ります。

知らないことがおもしろい

私は会社で働くのが大好き。
子どもが小学校に上がるまでは専業主婦をしていたこともあります。笑ってしまう話なんですけど、子育てをしながら「家で窓を拭いていても一円にもならない」と思っていて、いつも社会に出るきっかけを探していました。

日本百貨店では人事と経理財務の担当で、その前に建築関係のハウスメーカーと卸しの会社で経理の経験があり今に至ります。会計って会社によってそれぞれ違うので、もともと色々な業種を経験したいと思っていました。ひとつのところで何かを極めるのもすごくいいと思いますが、あえて新たな業界に飛び込みたいという気持ちが強いんです。

それは、自分に「知らないことが多い」から。社会の中にいると、自分の知っていることってほんの少しで、すごくたくさんの「知らないこと」で世の中が回っていますよね。それがおもしろくて、たくさんのことを経験して勉強して、最終的に自分の中でまとめられたらいいなと思っています。

好奇心が踏み出す力

経理をする前は歯科衛生士をしていました。高校生の時にたまたま歯医者さんでアルバイトをしたんです。そこで初めて歯科衛生士という職業があることを知りました。

でも、初めから歯科衛生士の仕事に就いたわけではありません。興味はあったのですが、高校を卒業してから就職したのは別の会社でした。2年半くらい働きましたが、やっぱり諦め切れずそこから専門学校に入り直して資格を取得しました。

歯科衛生士はお子さんからご年配の方まで様々な患者さんを相手にするので、その人に合った情報を間違いなく提供するために、働き始めてからもみんなすごく勉強していました。その後転職した歯科衛生士の団体で研修サポートや機関誌の発行など事務局職員の仕事を経験したことがきっかけで、事務系の仕事をもっとやってみたいと興味が湧き、大学に編入し税務、会計を学び今の仕事につながっています。

できていることをそのままやるのはつまらない

新しいことに挑戦するのが好きなのは、「もしかしたら自分には少しハードルが高いかもしれない」と思うと、逆に力が湧くんです。ちょっと難しいなとか、ちょっと無理かもしれないって思うことをやる方が楽しいじゃないですか。

当然ミスなんかもしょっちゅうしていて、「どうして出来ないんだろう、もうちょっとこういう風にできなかったのかな」と、とっても悔しいです。その度に「じゃあ次はこうしたら間違えないよね」と自分の中で積み上げていって、ミスが見つかる度に「あ、これもあったのか。じゃあこれも乗り越えないと」。そんな繰り返しです。

日本百貨店で一年やってみて、まだ自分で満足できるほどのお仕事ができていないので、今はそこに追いつくのに必死です。

会社として「考えがあるならどんどんやってみたらいいじゃん」という考え方があるので、チャレンジ精神を非常に掻き立ててくれる。本社で働いてるみんなの仕事をもっと効率良くするために、もっとできることがあるんじゃないかな?と、いつも考えてます。
でも、無駄だなと思う手順でもやっぱりそれをやっていたからこそ、後になって良かったって思えることもすごくわかったんですね。

前職が創立70年の歴史ある企業だったんですが、ものすごく確認作業が多くて、「省略しちゃえばいいのに」と思ったこともあったんです。あらゆることを書類にしてきっちりと整理して置いておくのってすごく大変。

けれど振り返ってみたら、それを70年続けているのってやっぱり意味があるからで。例えば、「3年前のあれって…」って話になった時、サッと書類が出てくることで滞りなく仕事が進むんですよね。そんなふうに過去の仕事に助けられたことがたくさんありました。だから面倒だからって否定するんじゃなくて、様々な視点から見て良いところは残しつつ、もっと良くならないかな、と日々奮闘しています。

大切な人の顔が浮かぶ買い物体験

私にとっての日本百貨店の魅力は「選ぶ楽しみ」です。「これがいいかな。それともあれがいいかな。」って考えている時って、没頭して心が無に近い状態になれるんです。日本百貨店の店舗に入ると、不思議と自分ではなくて誰かの顔が思い浮かぶ。普段は自分が欲しいものに真っ先に目がいくのに、誕生日でもないのに大切な人の顔が思い浮かんで、ほっこりします。

「あの人に使ってもらいたい」とか「あの人にあげたら喜ぶかな」とか、一つ一つ手に取って想像して、そういう空間と時間を味わっていただきたいです。日本百貨店には「思いやり」って社訓があるんです。作り手さんの気持ちがこもった商品や、お客さまに思いやりを持って接する売り手ひとりの人柄や雰囲気もそんな気持ちにさせる理由のひとつかなと思います。

「やってみよう」を支えるもの

日々頑張れるのは可愛い孫や家族がいるから。今娘と孫と一緒に住んでいて、孫は夜泣きもするので、夜中2時間抱っこしていることもあります。翌日眠い時もありますが不思議と大丈夫!それに、私凄く体力があるんです。そんなに運動しているとは自分では思わないんですけど、ちょっとだけ走っていて、今年は2年ぶりに東京マラソンに挑戦します。数年前に妹の旦那さんがマラソンを始めたとき、「彼ができるなら私もできるんじゃない?」と思って走るようになりました(笑)走っている間は目標を達成する一心で動いている無の状態で、それがいいんですよね。

東京マラソンはお祭りなので和気あいあいとしていて、前回は家族や姉妹が沿道で応援してくれました。うちでは冗談っぽく「家族が一つになる日」って言っています。

今後の目標は、私も店舗で接客できるようになることです!販売は若い頃にアルバイトでちょっとしたことがある程度なんですけど、商品の説明はもちろん、レジが打てたりお包みができたりすれば、何かあった時に私でも店舗でお手伝いができるんじゃないかなって。今の仕事と兼務できるようになりたいですね。見習いから入って店頭で色々教えてもらいたいなと思ってますね。1番立ちたいのはにほんばし総本店です。

プライベートでは60歳までにホノルルマラソンにも出たいです!笑

日本百貨店のスタッフ一人ひとりにフォーカスをあてたインタビューコンテンツ。働く理由や仕事のこと、日々の暮らしの中で大切にしていることなど。「好き!」を原動力に働く個性あふれるスタッフの想いをご紹介します。

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