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ハタラクヒトビト

2023.03.06

遂に見つけた
いつもワクワクできる場所。
ハタラクヒトビト13人目/入社歴1年、とうきょう店副店長・櫻井さん

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13人目の“ハタラクヒトビト”は、日本百貨店とうきょうで副店長として働く櫻井香織さんです。

これまでに、スーパーやインテリア関係の会社で販売業務を経験してきたという櫻井さん。日本百貨店との運命的な出会いをきっかけに入社し、2023年3月からとうきょう店の副店長として、自分の大好きな商品に囲まれて充実した日々を送っています。

日本百貨店入社までの経緯や現在の仕事との向き合い方、そしてその背景にある櫻井さんの“働く”の原点について、お話を伺いました。

出会った瞬間、ワクワクが止まらなかった

2022年3月にアルバイトとして日本百貨店に入社し、その後社員となって働いている櫻井さん。日本百貨店との出会いは、ご自身にとってとても衝撃的なものだったと振り返ります。

「もともとバイヤーという職業に興味があり、かつ自分の好きな食に関する仕事がしたかったんです。前職を辞めて仕事を探していた時に、外出先で日本百貨店をたまたま見かけて。お店に入った瞬間、ワクワクが止まらなかったんですよ。並べられている商品ほぼすべてがデザインも可愛いし素敵で、私のストライクゾーンど真ん中だったんです。自分の中で、『これだ!』とピンときて、置いてあったショップカードをもらって家に帰ってすぐにWEBサイトを調べました。サイトも本当に素敵で掲載記事も面白いし、一気にファンになりました」

まさに一目惚れのような運命的な出会い。だからこそ、今まで知らなかったことが悔やまれたという櫻井さん。ですが、その悔しさが行動力を後押し。求人サイトでアルバイト募集を見つけて応募し、面接を経てたちかわ店(※)での採用枠を手に入れました。

※日本百貨店たちかわは期間限定の長期催事のため、2023年1月31日をもって閉店しております。

「好きなお店のレジにまさか自分が立てるなんてと新鮮な気持ちになりましたね。そして実際に働き始めると、販売だけでなく、発注やPOP作りまでいろいろな業務を任せてもらえました。商品の写真を撮って貼り合わせて作ったPOPを社員の方に褒めていただけた時はうれしかったです」

幅広く業務を担う中、櫻井さんはこれまでの他社での販売経験とのいくつかの違いに気づいたと言います。まず一つが、売り場づくりの自由度。あらかじめ本社から決められたレイアウトがあり、基本的にそれに従って売場を作っていたのが今までの職場。それに比べて日本百貨店は各店舗共通で訴求したい商品はありつつ、レイアウトをアレンジできるのが印象的だったという櫻井さん。

「店舗によってお客様の層も違うし、売れ筋の商品が結構異なるんです。そのお店の特徴に合わせて売り場を任せてくれるのはとても魅力的だと思いました。実際にお客様の声を聞いてリアルタイムに商品を入れ替えたりできるのは面白いですし、レイアウトを変えることでリピーターの方が増えていく実感も得られたので、そこは今までの職場との違いを感じましたね」

そして二つ目の違いは、お客様との距離感。たちかわ店では何気ない会話をする機会が多く、前職までのセルフ物販的な状況に比べて、お客様を近くに感じることができたと話します。

「お話好きな方が多くて、逆にお客様から『これ美味しいから食べてみなさいよ』と勧められることもあって。自分も商品知識をつけようとひたすら食べましたね(笑)。でも、そもそも日本百貨店にあるのは自分が興味のある商品ばかりなので、一般消費者として食べたいと思いましたし、他のスタッフも同じような人が多かったのでお互いに買っては情報交換をしていました」

自分の“好き”を研ぎ澄ませて、商品の魅力を伝える

その後、とうきょう店へ異動となった時、副店長を任された櫻井さん。突然の辞令に驚きつつもその申し出を受け、今は副店長として店頭に立つ多忙な日々を送っています。とうきょう店はたちかわ店とは客層も顧客ニーズもまた違うお店。副店長の仕事を覚えることもそうですが、新たに勉強すべきことも多いと言います。

「人の流れが激しい場所なだけに、お店のことよりも東京駅構内の道を聞かれることが多いんです(笑)。だから、まずは自分が東京駅のことを覚えないといけません。それから雑貨のことはもちろん、たちかわ店にはなかったお酒や冷蔵品についても知識を要します。気になる商品は実際に食べてみますし、できるだけ自分で体感して情報取集はするようにしています」

また、インプットとともに店頭に立つ上で心掛けているのは、お客様の買い物の邪魔にならないような立ち居振る舞いとお客様の様子を把握した上での声掛けのタイミングなど。いろいろ学び多き日々の中、今特に難しさを感じているのは、商品の良さをうまく人に伝えることだそう。

「特に雑貨は作り手さんの想いなども踏まえて、商品のことをお伝えしなければなりません。製作の背景を含めた商品知識を勉強することもそうですし、購入していただくためにはどうお伝えしたらいいのかはすごく難しいと感じるところです」

とはいえ、配属当初、どちらを買うか決めかねているお客様に寄り添いながら商品をおすすめし、どちらの商品も買っていただいたり、たちかわ店ではリピーターの方からギフトのセレクトを任されることもあったという櫻井さん。うまく伝える。それは現場での経験、そして何より自分の商品が好きだという想いによって研ぎ澄まされていくものなのかもしれません。

「お客様のご要望プラス、完全に自分の好みなんですよ。自分が食べてきたモノの中でイチ押しだったり、すごく好きなモノをおすすめするんです。それを選んでくださったというのは、自分の好きが伝わったことでもあり、信頼を得ることができた証かもしれない。とてもうれしいことですよね」

ワクワクできる場所で、自分の喜びをみんなと分かち合いたい

自分の好きを信じて飛び込んだ日本百貨店。実際に働いていて、今どんなことに喜びを感じているのかを聞いてみると、返ってきたのは「ワクワクしながら働けること」という答え。

「ワクワクすることは、自分にとって一番大事なポイントなんです。自分のこのワクワクをお客様に届けられるのは自分の喜びでもあるし、働く糧にもなりますから。誰かに商品を説明している時、たぶん自分の目はすごくキラキラしているはずです。友達やスタッフにもよく言われるんですよ。『櫻井さんは食べ物の話をしている時が一番楽しそうだね』って(笑)。」

ゆくゆくは商品開発にも携わりたいという櫻井さん。そうやって挑戦したいと思えるのは、入社前の面接時に感じた、「ワクワクがいっぱいつまっている会社」という印象が強く残っているからだと言います。

「すごく楽しそうな仕事が多い会社だと思いました。これまでスーパ-やインテリアの会社で働いてきましたが、そこで培った経験を活かすことができる場所や機会もあります。そんな場所で、自分の喜びをみんなと分かち合えたらうれしいです」

仕事や会社について話す時の櫻井さんの姿からは、好きな場所で充実感を持って日々働いている様子が浮かんできます。日本百貨店ファンを自称する彼女が、これからどんなキャリアを歩んでいくのか。今からとても楽しみです。 

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