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ハタラクヒトビト

2022.12.09

“やりたい”を実現できる場所で
アレルギーに配慮した商品を作りたい
ハタラクヒトビト12人目/入社歴1年、商品企画部・永井さん

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12人目の“ハタラクヒトビト”は、商品企画部で働く入社1年目の永井さんです。

前職は飲料を生産・販売する会社で貿易関係の仕事をし、商品企画の経験はゼロ。それにもかかわらず、新しい世界へ飛び込んで現在のポジションをつかんだ永井さん。

その決意と挑戦心はどんな想いから生まれ、どのように日本百貨店への入社へとつながったのでしょうか。“働く”の原点とこれからについて、お話を伺いました。

自分の想いに実直に、経験ゼロから飛び込んだ未知の世界

新卒で入社した飲料メーカーでは輸出に必要な書類申請などの総合職として働いていた永井さん。でも実は貿易とは縁のない薬学部出身という意外な経歴を持っています。そんな彼女がなぜ、商品企画の仕事を目指すことになったのか、そのきっかけは大学時代の経験まで遡ります。

「苦い薬が苦手で、子どもの頃は飲まずにこっそり捨てたりもしていました。薬を飲まずに済むようにするためにはどうしたらいいか、と考えた時に自分の中で出た答えが、『病気にならなければいい』。健康でいるためには食べ物が直結してきますが、周りの医学系の学生は多忙すぎて適当に食事を済ませてしまう人も多くて…。
私自身は食べることが好きですし、みんなが食べることに興味を持ってもらうきっかけを作りたくて、商品開発に興味を持ちました」

ゆくゆくは商品開発の仕事を…と思い、前職の会社に就職したものの、なかなかチャンスが巡ってくる気配はない環境。このままでは本当にやりたい仕事ができないかもしれない、そう気持ちを吹っ切って転職を決意したといいます。

しかし転職活動を始めてみると、興味のある食品関係のバイヤーは「経験必須」が条件に。それならば最初は現場で販売を経験しようと、セレクトショップの店舗スタッフの求人を探す日々。その中で出会ったのが日本百貨店でした。応募してすぐに面接の場で商品開発への熱意を伝えたところ、商品企画部に空きがあるからと希望の部署に事務職として入ることができたそうです。

「本当に運がよかったんですよ」と淡々と語る永井さんですが、未経験ながらも採用を勝ち取れたのは決して運だけではなく、商品開発への強い想いと踏み出す勇気があったからに違いありません。

“自分が選んだ”という自覚が不安や困難からの回復薬

日本百貨店に入社して1年目の今、永井さんはPB(プライベートブランド)商品開発やバイイングに付随した事務作業を行う傍ら、アシスタントバイヤーとしてメーカーのお客様と商談する機会も増えているといいます。作り手さんなどから新商品の紹介を受ける商談の場では、説明で気になった点を質問したり、自社で欲しい商品を伝えたりといったやり取りを行っているそうです。

「商品を採用する際には、世の中に類似商品がたくさんある中、その商品が日本百貨店に合う商品なのか、過去の実績から店舗で売れるのかなど、総合的に見て商品を判断していかなければいけないので難しいですね。自分はまだ商品知識や会社、店舗に対する知識も理解も浅いので、話を聞いたらまずは会社に持ち帰って聞くようにしています」

現場の売上状況やお客様のニーズ、日本百貨店らしい商品選びを肌感でつかむためにも、店舗に立って接客をしたり、商品発注や在庫管理の経験もした方がいいと先輩社員からも言われているという永井さん。

「現場経験がない分、採用した商品を店舗に案内する際に『これは販売する店舗が本当に欲しい情報だったのか。本当は別の情報がほしいのではないか』と不安になることはあります。だから社内の商品検討会や店舗に立ち寄る機会がある時は、できるだけたくさんコミュニケーションをとって情報収集をするようにしています」

経験値が低い分、仕事に対する不安や難しさはあるものの、自ら希望して就いた仕事だからこそ、苦労を感じることは少ないと話します。

「うまく行かなかったことがあっても、落ち込んだり、引きずったりすることはありません。忙しくて落ち込む暇がないというのもありますが(笑)、もともとやりたかった仕事だから、落ち込んでもすぐに回復できるのかもしれませんね」

商品数の多さだけでなく、季節や催事時期などにより多忙を極める業務の中、商品の展開スピードをはじめ、日本百貨店と前職との違いに驚くこともあるそうです。

「前職では自社の商品を直接手にすることなく業務が完了するということがほとんどでしたが、日本百貨店では商品登録を担当していることもあって、自分の前を必ず商品が通ります。自分が商品に携わっているんだという実感がより湧いてきてとても楽しいです」

日々たくさんの商品との出会いがある永井さんですが、一番印象に残っている商品について尋ねると、京都の甘味処「嵐山のむら」の『京碾き きな粉シロップ』という答えが返ってきました。

「書類のやり取りから採用に至る一連の業務を初めて一人で担当したメーカーさんなんです。だからすごく愛着があるし、印象に残っていて。商品を取り扱っている店舗に行った時には『売れ行きはどうですか?』と必ず聞いています(笑)」 

商品との距離が近ければ近いほど、思い入れも強くなる。エピソードを語る明快な口調と表情からは今の仕事に充実感を持って取り組んでいる様子が伝わってきます。

夢はアレルギーに配慮した商品開発!自分の想いを実現させたい

そんな永井さんは日々、日本百貨店で働く喜びをどんな所に感じているのでしょうか。

「店舗によってカラーも取り扱う商品も全然違うというのが日本百貨店のおもしろさ。どこに行っても同じ商品があるという画一性も必要ですが、そうではないからこそ、いろんな商品に出会える。それは働いていて、すごく楽しいと感じますね」

人材増員により、これまで以上に自分の望む仕事ができる機会も増えてきそうだと将来に期待を寄せている永井さん。働くことが楽しいと思える日本百貨店で、これからやってみたいことについて聞いてみました。

「アレルギーに配慮した商品開発をいつかしてみたいです。お子さんのいらっしゃる親御さんも食べ物選びが大変ですし、食べたいものを食べられないお子さんも辛いですよね。アレルギーのある人でも食べられる商品をいつか作って、たとえば『日本百貨店@ホスピタル』というような病院での販売にもつなげたい。そんな野望を持っています!」

薬学部という自身のルーツを活かした、素敵な野望を抱く永井さんに、最後に日本百貨店で働きたいと思っている方へのメッセージをいただきました。

「『宝くじを当てたいなら、買わないと当たらないよ』。これは、私が転職活動中にある友達から言われた言葉です。自分が日本百貨店に入れたのは運がよかったと思いますが、運を発揮するためには自分が一歩を踏み出して、動き出さないといけないんですよね。日本百貨店には、本人が望んだことに対して肯定してくれる文化がありますし、それが会社の魅力の一つだと思います。ぜひ、この会社で自分のやりたいと思ったことに挑戦してもらいたいです」

自分の想いに従って、やりたいことを実現させていく永井さん。これからも商品開発という夢に向かって一直線に走り続けていく頼もしい姿が見られそうです。

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