

日本百貨店の店長たちが商品開発にチャレンジしてみたらどうなるんだろうプロジェクト日記
日本百貨店の店長たちの、店長たちによる、店舗オリジナルのPB開発プロジェクト。その名も『日本百貨店の店長たちが商品開発にチャレンジしてみたらどうなるんだろうプロジェクト』!作り手さんと二人三脚で、お客様が“真に求める”商品を開発しよう!手探りの中、奮闘する店長たちの日々をお伝えするため、私ミノシマが筆をとり、日記という形でしたためていきます。
9月2日『欠けていた決め手』
豊緑園さんから、まちだ店用の試作品が届きました!
という事で本日はしょくひんかんのバックヤードで試飲会を開催しております。(きたなくてゴメンなさい…汗)

届いたのは「ほうじ茶」「水出し緑茶」「紅茶」「番茶」と、それぞれに合う分量の粉末ブルーベリー。
豊緑園の“日本茶インストラクター”佐藤さんが独自に調合して、最適なバランスの状態で届けてくださいました。


急須と茶漉しを使って注いでいきます。

水出しは1時間くらいかけて抽出。

全部で6種類の試飲が完成しました。
ひとつひとつ試飲しながら、色・香り・酸味・苦味・旨味の5項目で5段階評価のデータを取っていく二人。


「これは酸味が強すぎる気がする」
「もっとブルーベリーの香りを出したい」
「全体の発色を良くするにはどうしたら…」
酸味の強いブルーベリーは想像よりも香りが少なく、ブルーベリー感が強すぎてもダメだしお茶が前に出過ぎてもダメ。
これはなかなかハードルの高い商品開発になりそうです。

データの結果では「ほうじ茶」が一番ブルーベリーとの相性が良かったように思います。
ほうじ茶とブルーベリーの酸味のバランスも良く、とても美味しい。
確かにこれはこれで美味しいのですが…何かもうひとつ決め手に欠ける印象。

試しに、中に入っていた予備のほうじ茶と粉末ブルーベリーでブレンドの割合を変えてみることに。

今回作っていただいたサンプルの割合は、ほうじ茶2.5g:ブルーベリー1g。
酸味の強いブルーベリーを思い切って増やしてみたらどうなるんだろう?という事で、ほうじ茶とブルーベリーを1対1の割合でブレンドしてみました。

早速ひとくち…。

!!
ミズカミ店長「こ、これは…」

!!!
イシハラくん「甘味が増している…だと?」
そうなのです。
お茶とのバランスが難しいブルーベリーですが、ほうじ茶との組み合わせに関しては“多めに加えることで甘味が増した”(ように感じた?)のです。

欠けていた決め手はブルーベリーの「甘味」だったのか…!
さっそく佐藤さんに連絡して、割合を変更したサンプルを作っていただく事になりました。
これはイケる!!


商品開発の経験ゼロの店長たちが商品開発に挑む社内プロジェクトがまさかの発足!店長たちはどんな壁にぶつかり、どう乗り越え、どんな感動的なフィナーレを迎えるのでしょうか?結末の見えない手探りの日々を、仕掛け人であるイベント企画部長のミノシマが、これまた手探りでお伝えします!