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日本百貨店の店長たちが商品開発にチャレンジしてみたらどうなるんだろうプロジェクト日記

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日本百貨店の店長たちの、店長たちによる、店舗オリジナルのPB開発プロジェクト。その名も『日本百貨店の店長たちが商品開発にチャレンジしてみたらどうなるんだろうプロジェクト』!作り手さんと二人三脚で、お客様が“真に求める”商品を開発しよう!手探りの中、奮闘する店長たちの日々をお伝えするため、私ミノシマが筆をとり、日記という形でしたためていきます。

6月13日『これは良い商品が出来そうだ…!! 』

さて、本日はお久しぶりのとうきょう店です。
東京駅で買える日本百貨店土産」を開発する方向で決まったものの、着手する商品がなかなか決まらず硬直状態が続いておりました。

ひと月ほど悩みに悩んだ結果、
・日本百貨店らしさがあるもの
・職人技が光るもの
・贈って楽しいもの
・映えるもの
というキーワードから『』に活路を見いだしたタケダ店長。
日本百貨店と長くお付き合いのある、愛知県の「大丸本舗」さんにご協力のお願いをする運びとなりました。

大丸本舗さんは、大正時代から続く老舗の飴屋さん。
手作りの「仕込飴」をはじめとした伝統的な製法と職人の技術にこだわり、大手企業とのコラボ商品も多数手がけている会社です。

どこから切っても同じ柄が出てくる「仕込飴」

3代目社長の宇佐美さん。
突然のご相談にも快く応じて頂き、ミーティングの場を設けて頂きました。

我々はしょくひんかん在籍時代から大変お世話になっていて、今日は久しぶりの再会です。

早速ですが、タケダ店長から開発商品のアイデアを説明していきます。
花を模した飴細工や数種類の飴を箱詰めにした商品など、職人技がキラリと光る商品を開発できないかと、この日のためにいろいろ考えてきました。

が、しかし。
話を聞き終えた宇佐美さんからの回答は、思い掛けず「なかなか難しいですね」というもの。
製造数の兼ね合いや長年の経験からどうしても実現できないパターンがあるようで、今回の開発案に関しては見直しが必要になりました。。

しょんぼりタケダ店長

むぅ…発想は良いと思ったんだけど、早くも手詰まりか。
と思われましたが、宇佐美さんが「参考になれば」とお持ちくださった『さくっと食べる飴シリーズ』の話題で流れが変わります。

思わず噛みたくなる、新食感の“食べる飴”。
この大人気シリーズに、新たなフレーバーがあるというではありませんか。

代表作の「さくっと食べられるきなこ飴」

閃いたタケダ店長「それだ!!!!!!!」

グッと目の色が変わった様子を見て、わたしは確信しました。

これは良い商品が出来そうだ…!!

と。

6月30日『芽生えた親心』

とうきょう店に続いてお久しぶりの更新となりました。
本日はしょくひんかんです。

しょくひんかんは“熱血男子”トガワ店長と“分析女子”カリコミさんの凸凹コンビで「お酒のおつまみ」の商品開発に臨んでいるわけですが、着手する商品を決めるまでにかなりの時間を要しておりました。

膨大な資料を前に、考えを巡らせるふたり

そんなカリコミさんが今回一緒に商品開発を進めたい!と選んだのが、岡山県で栄養と旨味たっぷりの“大トロ級”の海苔を製造する「邦美丸(くにみまる)」さん。

富永美保さん(左)と邦彦さん(右)ご夫婦
ブランド名にはおふたりの名前が一文字ずつ入っています。素敵!!

早速ご相談をしたところ「面白そう!」というお返事を頂戴しましたので、ミーティングをセッティングさせて頂きました。

富永美保さん(下)

今回、富永さんにご相談したのは「海苔を使ったおつまみ」の開発について。
具体的な味はまだ決まっていないものの、おつまみになるような濃くて食感の良いものであったり、揚げ風やキューブ型といったこれまでに無い形状で作れないかといったアイデアを提案していきます。

そんな、慣れないながらも資料を作り必死にプレゼンをする二人を見て、

『ちょっと見ない間にこんなに大きくなって…』

と謎の親心が芽生えたのはここだけのお話。

富永さんは人一倍明るく海苔に対しての情熱が熱い方なので、ミーティング後のトガワ店長とカリコミさんも『海苔の良さ、魅力をもっと多くの方に知っていただきたい!』と、とても良い影響を受けていました。

海苔だけにノリノリの美保さん(7年くらい前の写真です。今更使ってスイマセン笑)

次回ミーティングまでに、どんな味が良いか決めていきましょう!

商品開発の経験ゼロの店長たちが商品開発に挑む社内プロジェクトがまさかの発足!店長たちはどんな壁にぶつかり、どう乗り越え、どんな感動的なフィナーレを迎えるのでしょうか?結末の見えない手探りの日々を、仕掛け人であるイベント企画部長のミノシマが、これまた手探りでお伝えします!

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