日本百貨店の店長たちが商品開発にチャレンジしてみたらどうなるんだろうプロジェクト日記
日本百貨店の店長たちの、店長たちによる、店舗オリジナルのPB開発プロジェクト。その名も『日本百貨店の店長たちが商品開発にチャレンジしてみたらどうなるんだろうプロジェクト』!作り手さんと二人三脚で、お客様が“真に求める”商品を開発しよう!手探りの中、奮闘する店長たちの日々をお伝えするため、私ミノシマが筆をとり、日記という形でしたためていきます。
4月28日(木)『衝撃の一言』
本日は快晴の中、まちだ店メンバーとともに岡直三郎商店さんの説明会へ。
本間さんは『醤油甘納豆』を開発したお方。
日本百貨店メンバー、ガチガチに緊張しております…!(見よ、ふたりの座り姿勢をっ!)
そりゃそうだよ、老舗とのコラボだもの。頑張って!
早速まとめた資料をお配りして、さてそれではご説明を…と言ったところで、
「その前にお話しが」と本間さん。
「実は今朝、鶴間製菓さんから『5月いっぱいで廃業する』という電話がありまして…。せっかくのお話ですが、今回は残念ながら見送りというカタチになりそうです」
……え?
……えぇ??
今日の朝電話って、
そんなことある??
にほんばし店に続いてまちだ店でも残念な流れが。。
言葉を失うミズカミ店長とイシハラ君。
ふたりにとっては、商品開発だけでなく今後まちだ店のお客様に商品をお届けできなくなるという二重のショックですからね…。
本間さんと松永さんからも、今回このような連絡があって本当に残念で仕方がないという辛い胸の内をお聞かせ頂きました。
まさかの事態に顔面蒼白のまま岡直三郎商店様を後にする事となったワケですが、今回の件は鶴間製菓さんも十分に悩まれてのご決断だったはず。
いつまでも落ち込んでいられません。
気持ちを切り替えて、もう一度話し合いだ!!
『後日談』
後日、ミズカミ店長に当時の気持ちを伺いました。
緊張でもたついたところに衝撃的なお知らせがショックすぎて、言葉を失ってしまいました。
美味しい醤油甘納豆をまちだのお客様に広めたい気持ちでいましたので、残念としか言いようがないです。
甘納豆づくりのご苦労、ご年齢、個人商店の大変さ、色々なことがあったと思います。
時は過ぎていき時代とともに変化することはいたしかたのないこと。
今できることをして、今を後悔のないよう過ごすこと、大切に時を刻んでいきたいと思います。
全く予想もしていない事でしたが、ミズカミ店長の言うとおりこれまでたくさんの作り手さんと共に歩んできた我々にとって、今回のような出来事は避けては通れない大きな課題です。
日本百貨店の使命である“ニッポンのモノヅクリにお金を廻す”という言葉の重さを再認識する出来事でした。
商品開発の経験ゼロの店長たちが商品開発に挑む社内プロジェクトがまさかの発足!店長たちはどんな壁にぶつかり、どう乗り越え、どんな感動的なフィナーレを迎えるのでしょうか?結末の見えない手探りの日々を、仕掛け人であるイベント企画部長のミノシマが、これまた手探りでお伝えします!