2026.02.19
東京のスグレモノと作り手たち2025 vol.6|桝グラス 翠角彩 sui-kaku-sai、モノトーン更紗チュニックシャツ、東京本染め手ぬぐい UKIYO ZOME
東京の伝統工芸品の魅力を広く伝えるため立ち上げられた「東京手仕事プロジェクト」。そこには、受け継いだ匠の技を活かし、スグレモノを生み出し続けるたくさんの作り手たちの姿があります。
「東京のスグレモノと作り手たち2025」では、東京手仕事プロジェクトで認定されたスグレモノとその作り手をご紹介します。
スグレモノ:桝グラス 翠角彩 sui-kaku-sai
ガラスの枡に舞う桜
翠で楽しむ粋なひと時

端材から生まれた新しい色<翠(すい)色>を纏い、吹いてつくる江戸硝子の技法で仕上げた、枡の形のグラスです。製作過程で必ず出てしまう硝子の端材。「色を被(き)せた硝子の端材は再生できない」と言われ続け、何度も挑戦、開発を重ね様々な色のガラスが混ざり合い誕生した<翠色>は、 伝統的な和の情緒に加え、環境に配慮したものづくりの新たな一歩です。
作り手:株式会社中金硝子総合製作所(東京都江戸川区)
1946年(昭和21年)に創業された中金硝子製作所。創業以来2色のガラスを重ねて吹く「中金色被せガラス」を主に製造し、江戸硝子の普及に貢献しています。飾るのではなく日々飽きずに長く使って頂ける商品製作を心がけており、近年は新しい感性と伝統の技との融合商品の開発に力を注いでいます。
スグレモノ:モノトーン更紗チュニックシャツ
着る方の個性を引き出し
江戸の粋も感じるチュニックシャツ

和の職人の感性と技術力を活かし、現代のライフスタイルにとけ込むような独特のファッションを生み出しました。色や柄を江戸更紗本来の多色染色ではなく、色のトーンを抑えモノトーンに染め上げることで、モダンでスタイリッシュな世界観を創出。着丈の長いチュニック丈にすることでワンピース感覚の一枚着となり、スタイリングがしやすく快適な着心地を実現しました。
作り手:一般社団法人染の里おちあい(東京都新宿区)
1920年(大正9年)から100年余り、伝統的な多彩色が特徴の江戸更紗を染め続けてきました。江戸の職人たちが自らの発想で図柄やデザインを工夫し染色したように、江戸文化の継承にあたって、江戸職人たちの仕事ぶりや情熱、すべてを受け継いでいきます。
スグレモノ:東京本染め手ぬぐい UKIYO ZOME
伝統の染色技法と現代の印刷技術が映し出す
「江戸の空」

江戸時代の浮世絵師・歌川広重が描いた「江戸の空」を、熟練した職人の手作業で色を注ぎながらグラデーションをつくる注染の伝統技術「ぼかし染め」で表現しています。さらに、微細な箔の富士山をプリントで施し、上品な輝きを加えました。伝統の染色技法と現代の印刷技術が織りなす江戸の空の移ろいをお楽しみください。タペストリーとして、壁に飾っても、空間を柔らかく演出してくれます。
作り手:有限会社村井染工場(東京都江戸川区)
1936年(昭和11年)創業、現在で3代目。亀戸から昭和14年に現在の場所へ移転し、手ぬぐいを主流に染めを受け継いできました。さまざまな企業や団体とコラボレーションしながら、変わらず伝統技法を使った染めの手ぬぐいを作り続けています。
日本百貨店にほんばし總本店では、他にも様々な商品を見ることができます。
職人による匠な技を間近で見ることが出来る実演イベントや実際に体験できるワークショップも定期的に開催しておりますので、お気軽にお立ち寄りくださいませ。

東京の「伝統工芸品」は、進取の精神に富む江戸職人の匠の技と心意気によって、磨かれ、洗練され、そして庶民に愛されて連綿と受け継がれてきました。「東京手仕事」は、そんな伝統の技に光を当て、匠の繊細な「手仕事」の魅力 を国内はもとより世界に発信していく取り組みです。






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