東京の伝統工芸品の魅力を広く伝えるため立ち上げられた「東京手仕事プロジェクト」。そこには、受け継いだ匠の技を活かし、スグレモノを生み出し続けるたくさんの作り手たちの姿があります。
「東京のスグレモノと作り手たち2025」では、東京手仕事プロジェクトで認定されたスグレモノとその作り手をご紹介します。
スグレモノ:小間紋 komamon
江戸刺繍と天然木で形作った指輪
全く新しい「ジュエリー」をお手元に

絹糸と木の自然美が調和した、江戸刺繍の指輪が誕生しました。わずか2cmの小さな円の中に、得意とする着物の縫い紋技術を凝縮。糸作りから自社で行い、上品な光沢を持つ絹糸と本金糸を職人が手刺繍した部分は着脱式です。刺繍パーツを交換すれば、江戸刺繍の繊細で多彩なデザインが気分に合わせて楽しめます。肌に触れる箇所には天然木を使用しているため、金属アレルギーの方でも安心です。
作り手:高橋刺繍店(東京都杉並区)
創業1968年(昭和43年)。先代から着物や帯の刺繍を中心に、細密な「縫い紋」等を専門にしています。現在は姉妹で家業を継ぎ、伝統の江戸刺繍を守りながら、新しいことにチャレンジしています。
スグレモノ:宝甲(たからよろい)
飾る、しまう
暮らしを彩る甲冑インテリア収納

平安・鎌倉時代の甲冑に見られる装飾「威(おどし)」を、武士の美意識として現代デザインに昇華し表現、ツマミには甲冑に用いられる金具「菊座」を採用しました。工芸品としての佇まい、インテリアとしての美しさ、普段使いの実用性を職人の高度な技術で実現。引き出し正面の鮮やかな組紐の配色には縁起を担ぐ願いが込められ、「調和・家庭円満」などを象徴させています。
作り手:株式会社甲人(東京都墨田区)
創業は1897年(明治30年)で120余年を迎える企業です。女流甲冑師が武具としての緻密な技法、感性が試されるデザイン手法を織り交ぜ製作。豊な想像力と独自性を兼ね備えた鎧兜などは節句飾りを超え、美術品として、貴重な歴史の表現者であると評価を得ています。
スグレモノ:虹霞-朝霞・夕霞-
虹のように色が変化する
美しい織りの晴雨兼用傘

メンズ傘「R A M U D A 」を手がける市原の新しい試み。朝から夜の空の色の移り変わりを表現するために特殊な織り方で製作したオリジナル生地は、光の加減で多様に色が変化する、まさに虹色の傘。「生地に合わせて傘を作る」素材に寄り添う製法を一貫して守り続けるその姿勢は、使う人の日常まで考えたデザインや、折り畳まなくても傘を仕舞うことのできる傘袋にも表れています。
作り手:株式会社市原(東京都中央区)
創業79年、日本の職人が作る世界最高品質を継承したいという想いから傘づくり、革小物づくりを手がける老舗メーカーです。ヨーロッパの傘の技術に、日本の職人の知恵が融合し、東京洋傘としてその技術や想いを引き継いでいます。
日本百貨店にほんばし總本店では、他にも様々な商品を見ることができます。
職人による匠な技を間近で見ることが出来る実演イベントや実際に体験できるワークショップも定期的に開催しておりますので、お気軽にお立ち寄りくださいませ。

東京の「伝統工芸品」は、進取の精神に富む江戸職人の匠の技と心意気によって、磨かれ、洗練され、そして庶民に愛されて連綿と受け継がれてきました。「東京手仕事」は、そんな伝統の技に光を当て、匠の繊細な「手仕事」の魅力 を国内はもとより世界に発信していく取り組みです。






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