東京の伝統工芸品の魅力を広く伝えるため立ち上げられた「東京手仕事プロジェクト」。そこには、受け継いだ匠の技を活かし、スグレモノを生み出し続けるたくさんの作り手たちの姿があります。
「東京のスグレモノと作り手たち2024」では、東京手仕事プロジェクトで認定されたスグレモノとその作り手をご紹介します。
スグレモノ:東京引き染めスカーフJantle
染職人の技を大胆なグラフィックに映し出し、伝統の引き染め技法によって鮮やかな色無地を組み合わせたスタイリッシュなデザイン。一反の布を手染めしており全てが一点物です。
作り手:ふじや染工房(東京都新宿区)
伝統技法である「引き染め」に特化した『ふじや染工房』。手染めの魅力である良い発色、深い色、ツヤ感を感じてもらえるような着物を届けることを使命とし、さらに、次の世代に「こだわり」を伝えつなげるように新しいチャレンジを続けています。
スグレモノ:楽譜フォルダー砂雲音(さうんど)
江戸砂子師による楽譜フォルダー。越前和紙に砂子技法を施し、華やかで落ち着きのある風格を持ちます。丹精込められた「砂雲音」には、砂子師の情熱と匠の技が込められています。
作り手:有限会社 湯島アート(千葉県柏市)
湯島アートは、襖絵の装飾を手がける工房。初代が金銀砂子細工などの加飾技法を操る職人である砂子師のもとで修行し、明治時代半ばに湯島で開業したことに始まります。加飾技法は対象を襖紙に絞らず、様々な紙製品に応用されています。
日本百貨店にほんばし總本店では、他にも様々な商品を見ることができます。
職人による匠な技を間近で見ることが出来る実演イベントや実際に体験できるワークショップも定期的に開催しておりますので、お気軽にお立ち寄りくださいませ。
東京の「伝統工芸品」は、進取の精神に富む江戸職人の匠の技と心意気によって、磨かれ、洗練され、そして庶民に愛されて連綿と受け継がれてきました。「東京手仕事」は、そんな伝統の技に光を当て、匠の繊細な「手仕事」の魅力 を国内はもとより世界に発信していく取り組みです。