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東京手仕事

2024.08.14

東京のスグレモノと作り手たち2024 vol.1|
木目込神楽、黒革シリーズ、しんじゅのころも

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東京の伝統工芸品の魅力を広く伝えるため立ち上げられた「東京手仕事プロジェクト」。そこには、受け継いだ匠の技を活かし、スグレモノを生み出し続けるたくさんの作り手たちの姿があります。

「東京のスグレモノと作り手たち2024」では、東京手仕事プロジェクトで認定されたスグレモノとその作り手をご紹介します。   


スグレモノ:木目込神楽

江戸木目込み人形の技法を用いたお面。世界中の文化に根づくお面を、木目込み人形の伝統技法と西陣織で生み出しました。開運や商売繁盛を願いながら、一つ一つ丁寧に仕上げています。

作り手:株式会社 柿沼人形(埼玉県越谷市)

江戸木目込みの節句人形を手がける工房として、1950 年に創業した『柿沼人形』。「木目込み」の歴史と技術を引き継ぎ理解しながら、独自の感性をもとに新たな商品開発にも積極的に取り組み「木目込み」技法の可能性を追求しています。

スグレモノ:黒革シリーズ

伝統的技法と最新技術が融合した和包丁。刃の黒打ちは装飾だけでなく、錆びから守る機能を兼ね備え、熟練の技と細部にまでこだわったデザインが、伝統と革新の美しさを演出しています。

作り手:有限会社 正次郎鋏刃物工芸(千葉県成田市)

六代目・石塚祥二朗氏は日本刀の製造技術と軌を一にする「総火造り」の打刃物鍛冶です。一本の鋼材をたたいて伸ばし、いくつもの工程を経て作る『総火造り』という伝承されるその技法は、東京都指定の伝統工芸品にも認定されています。



スグレモノ:しんじゅのころも

華やかな銀の輝きがお酒を包む、純銀玉盃のぐい呑みと徳利。ぐい呑みはお酒を注ぐと底に真珠のような玉が浮かび上がり、鎚目模様で輝く銀のころもが施されています。

作り手:有株式会社 森銀器製作所(東京都台東区)

創業100年を前に掲げた社是は「お客様にゆたかさと楽しさを提案する」。「どうしたら銀の魅力が伝えられるか」、「どんな銀製品なら喜んでいただけるか」を追求し、今までにない製品に挑戦することで「東京銀器」の未来を拓いています。

日本百貨店にほんばし總本店では、他にも様々な商品を見ることができます。
職人による匠な技を間近で見ることが出来る実演イベントや実際に体験できるワークショップも定期的に開催しておりますので、お気軽にお立ち寄りくださいませ。

東京の「伝統工芸品」は、進取の精神に富む江戸職人の匠の技と心意気によって、磨かれ、洗練され、そして庶民に愛されて連綿と受け継がれてきました。「東京手仕事」は、そんな伝統の技に光を当て、匠の繊細な「手仕事」の魅力 を国内はもとより世界に発信していく取り組みです。