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東京手仕事

2023.12.15

東京のスグレモノと作り手たち2023 vol.4|
甲冑刀‐靴べら、彩景sai-kei、まいにち東京彫金

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東京の伝統工芸品の魅力を広く伝えるため立ち上げられた「東京手仕事プロジェクト」。そこには、受け継いだ匠の技を活かし、スグレモノを生み出し続けるたくさんの作り手たちの姿があります。

「東京のスグレモノと作り手たち2023」では、東京手仕事プロジェクトで認定されたスグレモノとその作り手をご紹介します。            


スグレモノ:甲冑刀‐靴べら

日本刀を想起させる流線形にデザインされ、刀の柄・鍔を甲冑の製法・技法で装飾した靴べら。靴べら部分は3Dモデリングによって立体的かつ流線的な形状に仕上げています。収納ケースには甲冑技法の縅(おどし)を付け、重厚感を加えています。

作り手:株式会社 大越忠製作所(埼玉県越谷市)

本物の甲冑同様に金細工、木工、京織物、皮革工芸など日本特有の技術を細部にまで集約し、約5000の工程を得て完成します。1964年の創業以来「江戸甲冑」の美の伝統を継承しています。

スグレモノ:彩景sai-kei(サイケイ)

金魚や鯉、青海波など、縁起がいいモチーフを立体的にデザイン。縫い切り、駒取り、本金使いといった江戸刺繍の縫い紋技術を駆使したトラディショナルタイプと、美しさを保ちながら江戸刺繍を現代風に表現したモダンタイプの2種類を用意しました。

作り手:高橋刺繍店(東京都杉並区)

伝統工芸である「江戸刺繍」の技法で一つひとつ丁寧に手刺繡で行っています。図案作成・配色・型彫りまで行い、光沢を生かした日本刺繍による世界に一つだけのオリジナル品を製作しています。

 

スグレモノ:まいにち東京彫金

東京彫金の手彫り技術を日々の暮らしで楽しめるよう、お箸や箸置き、お皿にあしらいました。手でさわって目で楽しんで、食事を楽しめる工芸品です。お箸と箸置きはジュエリーと同じ製法で原型から製作し、艶消しと鏡面仕上げを施したことでデザイン性を極限まで高めています。

作り手:BIG TREE(東京都江東区)

東京彫金に出会い彫金技術(手彫り)を学び、日本彫金会前会長の中島一華氏に師事。デザインや構造を頭の中で3Dに変換し、立体的な造形を作ることを得意としています。

日本百貨店にほんばし總本店では、他にも様々な商品を見ることができます。
職人による匠な技を間近で見ることが出来る実演イベント等も定期的に開催しておりますので、お気軽にお立ち寄りくださいませ。

東京の「伝統工芸品」は、進取の精神に富む江戸職人の匠の技と心意気によって、磨かれ、洗練され、そして庶民に愛されて連綿と受け継がれてきました。「東京手仕事」は、そんな伝統の技に光を当て、匠の繊細な「手仕事」の魅力 を国内はもとより世界に発信していく取り組みです。