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東京手仕事

2023.12.01

東京のスグレモノと作り手たち2023 vol.2|
ふくふく招き猫、KIMEKOMI COLLECTION、GINAME

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東京の伝統工芸品の魅力を広く伝えるため立ち上げられた「東京手仕事プロジェクト」。そこには、受け継いだ匠の技を活かし、スグレモノを生み出し続けるたくさんの作り手たちの姿があります。

「東京のスグレモノと作り手たち2023」では、東京手仕事プロジェクトで認定されたスグレモノとその作り手をご紹介します。

スグレモノ:ふくふく招き猫

縁起物「招き猫」と「犬筥(いぬばこ)」を組み合わせた小物入れ。底を丸くしたことでゆらゆら動き、可愛らしさが倍増。暮らしを彩ります。内部は桐の木のおが屑と生麩糊で練り固めた桐塑(とうそ)で加工されており、環境への優しさも徹底しています。

作り手:塚田工房(東京都墨田区)

「人に安らぎを与える人形師になりたい」と話す江戸木目込人形師・塚田真弘氏。原型づくりから細部の仕上げまで自身の手で行い、内面から端麗さが滲み出る人形を生み出しています。

スグレモノ:KIMEKOMI COLLECTION(キメコミ・コレクション)

木目込人形の技法を額装品に生まれ変わらせました。伝統的な和のイメージを伝承しつつ、動物をモチーフにしたデザインが日常生活を華やかに彩ります。平面に木目込みを行う場合、立体物の様な凹凸による表現が難しいため、より繊細な毛彫で柄を刻んでいます。

作り手:株式会社 真多呂(東京都台東区)

大正8年の創業より受け継がれてきた木目込の伝統技法を継承し、数々の作品を世に生み出してきました。上賀茂神社から、伝統技法の正統伝承者として唯一の認定を受けています。区落合で開業した二葉苑の技術と文化を受け継ぎ、今も新宿の地で染物業を営んでいます。江戸更紗などの染の技術を広く伝えるため、普段使いしやすい小物などの製造にも取り組んでいます。

 

スグレモノ:GINAME(ジュネーム)

古来より日本美術史における「雨」には、《再生》《鮮やかに蘇る》といった意味が込められています。

銀を、雨が降り続けるように鎚で振ることで生み出した作品。独自に開発した模様「宗達雨槌目模様」を施すことで、純銀をより光り輝かせる術がここに集結しました。

作り手:宗達アートクラフト(東京都台東区)

伝統工芸士・川上宗達氏が、江戸末期から11代に渡り受け継がれてきた技を伝承してきました。オブジェアート作品をたたくことで密度が詰まり、銀本来の輝きが生まれる鍛金という技術を使って唯一無二の形で表現しています。

 

日本百貨店にほんばし總本店では、他にも様々な商品を見ることができます。
職人による匠な技を間近で見ることが出来る実演イベント等も定期的に開催しておりますので、お気軽にお立ち寄りくださいませ。

東京の「伝統工芸品」は、進取の精神に富む江戸職人の匠の技と心意気によって、磨かれ、洗練され、そして庶民に愛されて連綿と受け継がれてきました。「東京手仕事」は、そんな伝統の技に光を当て、匠の繊細な「手仕事」の魅力 を国内はもとより世界に発信していく取り組みです。