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東京手仕事

2023.07.26

東京のスグレモノと作り手たち2023 vol.1|
印伝のルームシューズ、江戸更紗トートバッグ、蛇ノ目切子

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東京の伝統工芸品の魅力を広く伝えるため立ち上げられた「東京手仕事プロジェクト」。そこには、受け継いだ匠の技を活かし、スグレモノを生み出し続けるたくさんの作り手たちの姿があります。

「東京のスグレモノと作り手たち2023」では、東京手仕事プロジェクトで認定されたスグレモノとその作り手をご紹介します。            

今年5月23日(火)に『東京手仕事』プロジェクト商品発表会が開催されました。今回は、その中から受賞した商品、印伝矢部『印伝のルームシューズ』、染の里おちあい『江戸更紗トートバッグ』、GLASS-LAB『蛇ノ目切子』をピックアップしてご紹介いたします。

スグレモノ:印伝のルームシューズ(優秀賞)

アッパー部分に印伝を大胆に配したデザインには、創業から受け継がれる粋と風格が漂います。印伝部分には鹿革、その他の部分には山羊革を使用し、軽量化と耐久性を両立させました。本革を袋状に縫製しているため、履きこむほどに足にフィットしていきます。

作り手:有限会社 印伝矢部(東京都葛飾区)

「印伝矢部」は大正13年に創業。昭和41年より先代の手解きで印伝の製造法を習い、日本古来のものとしてだけでなく、洋風なものにも調和するような製品を作り続けています。

 

スグレモノ:江戸更紗トートバッグ(東京都中小企業振興公社理事長賞)

フルーツの断面をモチーフにした丸紋が、老若男女問わずやさしい印象を添えてくれます。手作業で丁寧に染め上げた江戸更紗と、廃棄デニムの再生コットンを使用し、日本の伝統的な美しさと地球環境へのサステナブルな取り組みを両立させています。

作り手:一般社団法人 染の里おちあい(東京都新宿区)

新宿区落合で開業した二葉苑の技術と文化を受け継ぎ、今も新宿の地で染物業を営んでいます。江戸更紗などの染の技術を広く伝えるため、普段使いしやすい小物などの製造にも取り組んでいます。

 

スグレモノ:蛇ノ目切子(東京都知事賞)

杜氏が使用する日本酒猪口の一合盃に合わせて製作した和酒専用江戸切子。側面を18面に平面カットし、日本酒猪口の代表的な蛇の目をサンドブラストで加工。お酒を注ぐと磨き上げた18面のグラス側面に、模様が万華鏡のように映ります。

作り手:GLASS-LAB株式会社(東京都江東区)

専門職人は全国で10人足らずという平切子の技法と、幅0.09㎜の線を描く世界有数のサンドブラストの技術を掛け合わせた「砂切子」で、江戸切子に新風を吹き込みます。

 

日本百貨店にほんばし總本店では、他にも様々な商品を見ることができます。
職人による匠な技を間近で見ることが出来る実演イベント等も定期的に開催しておりますので、お気軽にお立ち寄りくださいませ。

東京の「伝統工芸品」は、進取の精神に富む江戸職人の匠の技と心意気によって、磨かれ、洗練され、そして庶民に愛されて連綿と受け継がれてきました。「東京手仕事」は、そんな伝統の技に光を当て、匠の繊細な「手仕事」の魅力 を国内はもとより世界に発信していく取り組みです。