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ハタラクヒトビト

2024.09.11

その土地を知りながらハタラク。
ハタラクヒトビト14人目/入社歴7年、催事推進部部長兼バイヤー・深澤さん

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ハタラクヒトビト

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14人目の”ハタラクヒトビト”は、全国の商業施設の催事場を中心に「出張!日本百貨店」を期間限定で出店している催事推進部部長兼バイヤーの深澤さんです。

入社7年目、さまざまな部署で経験を積み、今や催事の取りまとめとバイヤーの二役をフレキシブルにこなす深澤さん。
いつもブレない軸を持っている彼の“働く”の原点とこれからについて、語ってもらいました。

住んで、働いて、その土地を知ることの面白さ

きっかけは、大学1年の夏休み。
軽井沢の農家さんで住み込みバイトを経験したのが始まりです。キャベツやレタスなど高原野菜の収穫を朝4時から起きてお手伝いをするという生活を3週間ほどさせてもらった際に、地域に根付いて働くことの面白さや、住んでみて分かるその土地の魅力を知りました。
その時の経験が忘れられなくて、そこからは大学の長期休みを利用したり、さらには1年休学をして、南は沖縄から北は北海道まで、さまざまな地域の住み込みバイトを体験しました。めちゃくちゃ充実してて楽しかったです。

各地でいろんな経験を重ねていくうちに、日本ってこんなにも素晴らしいモノ・コトがたくさんあるんだということに気づかされ、それをもっと知りたい、伝えたいという思いが自分の中で大きくなっていきました。
そんな矢先、偶然通りかかった上野駅で催事出店をしていた日本百貨店に出会ったんです。
自分のベースにある「日本の良いものを知りたい、伝えたい」という思いと共感できる部分が多く、陳列された商品もご当地性溢れる気になるものばかりで、ここで働いてみたい!と思い入社を決めました。

入社してからは右も左も分からないながらもガムシャラに働きました。催事は通常の店舗に比べると限られた人数で運営することが多いので、初めは自分の力量が全てと感じていて、まさに「個」で仕事をしていたと思います。
その後、催事を離れていくつかの部署異動を経験し、中でも直営店の店長を任されたことは、自分にとって今までにはない新しい考え方である「個」ではなく「チーム」を考えた仕事の仕方が生まれた良い機会で、部署異動がなければ得られなかった経験とスキルだったと感じています。
そして、他の部署で積み重ねてきたものを再び催事に戻った時に活かして、催事の可能性をさらに伸ばしたいという気持ちがありました。

行く先々での人との出会いを大切に、日本百貨店らしいワクワクする売場作り

催事の魅力とやりがいは、1から10までを自分たちで作りあげることができる点だと思います。分かりやすく例えると、小さな会社を持っているような感覚。締結契約の交渉から最終の利益が出るまで、会社にいながらいろいろな場所で経験できる面白さや楽しさがあります。
特に日本百貨店は、他社と比べて比較的個人に裁量があるので、自分の考えを売り場に反映しやすく、それぞれの担当ならではの空間作りが随所に感じられます。
僕が売場を作るうえで大切にしているのは、ぱっと見てお客様が日本百貨店の催事だって分かるような工夫がしたいということ。世界観・売場作りは常にその点を意識しています。

いい意味で違和感というか、お祭りのようなガヤガヤしている賑やかなイメージが伝えられればという思いがあります。
日本百貨店には衣食住問わずさまざまなカテゴリーの商品の取り扱いがあるので、そこをメリットとして催事期間中の商品入れ替えや季節によってラインナップを変更したりなど、来てくれたお客様に楽しんでもらえる売場作りをしていきたいです。

あと、催事と聞くと短期出店なのでお客様との交流やコミュニケーションがあまりないと思われがちですが、年数を重ねて何度か定期的に行う場所だったりすると「また来てくれたんだね!」という感じでお客様との会話も弾みます。
中には期間中に何回も来てくれる常連さんができたり、僕たちの接客からファンになってくれるお客様に出会うとやっぱり嬉しいですね。

忘れてはいけない、「心を込めること」と「三方良し」

この仕事の本質は「セレクトした商品の魅力を伝えること」だと思ってます。
どうしてこの商品を選んだのか、なぜ売りたいのかを、見せ方やPOP、接客で伝えることが仕事なので、そこに心を込めるようにしています。

さらに、お客様にとって、作り手にとって、そして僕たち売り手にとっても良いことなのかというのは常に考えていて、たとえば、価格決めるのもそうですし、この催事をやる意味はあるのかとか、、、何か迷うことがあった時は「三方良し」なのかを軸に行動したいと思っています。

この志は、自分が催事だけではなく会社全体のことを考える立場になってからより強く思うようになりました。
催事はダイレクトにお客様の反応を現場で確認できるという部分も大きいので、お客様のニーズや意見、そして、僕ら売り手とのバランス、作り手や出店先との関係性も大切にしていきたいというという点はこれからも変わらず大切にしていきたいです。

仕事もプライベートも好奇心旺盛に楽しみたい

働きながらその土地土地を楽しめるというのは催事の大きな楽しみのひとつです。
2週間程の催事期間中の休みを利用して、観光したり、美味しいごはんを食べたり、温泉に行ってみたり、趣味のことをしたりなどなど、楽しく過ごしています。

鹿児島の老舗百貨店「山形屋」の最上階にある食堂の焼きそばは必ず食べます。後にかけるお酢が美味しすぎです。
大阪の「定食堂金剛石」は、スパイスカレーはもちろん、定食もとんでもなく美味しいです。

上司に連れて行ってもらったお店が美味しくて、今は僕が部下を連れてチームみんなで食べに行ったりもします。やっぱり美味しいものはシェアしたいですよね。
僕はバイヤーも兼任しているので、地方ならではのまだ世にあまり出回っていない気になる商品を見つけて仕入れに繋げるなんてこともあります。常にそこのアンテナは張っています。

あとは最近サウナにハマっていて、催事で行く先々の最寄りにあるサウナを調べて行ってます。
施設ごとにこだわりがあって、その土地ならではのサービスや、地元のお客さんの方言交じりの会話を聞きながら入るサウナは非日常感があって心地よいです。

日に日に増えていくサウナグッズの数々(笑)

楽しさのパワーが伝わる場所

僕にとって日本百貨店で働く意義、それはここで働いていて心から楽しいと思える気持ちです。日本のいろいろなものを知れて伝えるのが楽しいからここにいる。例えば、試飲イベントでの作り手さんとの出会いや新しい商品を発見した時は、僕自身いつも心が躍ります。
僕たちスタッフがそれぞれ感じている楽しさのパワーみたいなものが、来てくれるお客様にも伝わるような場所をこれからも作り上げていきたいですね。

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